ついに壁に付着した花粉を分解する塗料が開発される

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季節はそろそろ春へと近づき、周りを見ても花粉症の方も多くなってきました

止まらない鼻水やくしゃみ、目もかゆくなって勉強や仕事に集中出来ない、自分は花粉症じゃないけど花粉症の人が周りにいて大変そう…等々、現代社会の問題の1つとなっています

3月から6月はスギやヒノキ科、ハンノキ科やシラカンバ

5月から10月にかけてはイネ科やヨモギ科等、寒い間以外は花粉がうじゃうじゃ空中に舞っています

そんな花粉が元となる花粉症、実は花粉症という症状は誰でもなりえる症状なんです

人は花粉を吸うと、体内にIgE抗体というものが生まれ、そのIgE抗体の量がある水準を超えると発症するというメカニズムになっています

今までなったことないから大丈夫と思っていても、突然年齢を重ねてから発症するケースもあり、誰もが可能性のある症状です

そんな花粉症の元となる花粉、敏感な方はマスクはもちろん、家に入る前にブラシなどではたいて花粉を落としたり、空気清浄機を使ったりと様々な対策を行っていると思います

そんな厄介者の花粉ですが、ついにその花粉を分解してしまう「塗料」が開発・発売されました

一体全体花粉を分解する塗料とはどういうことなのか、興味深かったので詳しく掘り下げていきます

花粉を分解する塗料とは?

花粉を分解するという真新しい性能の製品を開発したのは「関西ペイント」という、主に建築用や工業用・家庭用など幅広くの塗料を取り扱う会社さんです

そしてその塗料の商品名は「ハイドロフレッシュ」というもので、2019年4月1日に発売予定とのこと

関西ペイントさんの公式サイトにありますプレスリリースの要点を見てみますと

・塗料の適応用途はマンション、戸建、教育施設、病院などの建物内部壁面

・推奨塗布部位は、花粉が入りやすい玄関や廊下の壁、子供部屋は共用スペース

・希望小売価格は1缶4キログラムで5,1840円。1缶で約80平方メートル分を塗装可能

塗料というよりはコーティング剤といった感じでしょうか。なんとこのハイドロフレッシュを一度塗れば、その花粉分解効果がなんと約10年も続くとのことです

なんだかとてもすごいものを開発された気がします、一体どういう仕組みで、どういったものなのか気になったので掘り下げていきます

どういう仕組みなのか?メリットは?

壁に塗るだけで壁に付着した花粉を分解するという謎の塗料「ハイドロフレッシュ」

驚きの約10年効果があるという内容ですが、一体どういう仕組みで花粉を除去しているのか、というかそもそも壁の花粉を分解することで何のメリットがあるのか調べたり考えてみました

花粉を分解する仕組み

こちらもプレスリリースにその仕組みが載っていたので掻い摘んで説明していきます

・塗膜表層に「ハイドロ銀チタンⓇ」を担持させることにより、塗布した表面に付着した花粉やダニ抗原などのアレル物質(タンパク質)が分解されます

・わずかな白色濁りのある透明塗料で、壁紙の上から1回塗りで簡単に塗装出来ます

とのこと。ハイドロ銀チタンというのが有能で、カビや花粉などのタンパク質を吸着及び分解をしてくれ、分解された花粉は水や二酸化炭素にされてしまうようです

というか花粉やカビってタンパク質だったんですね、知らなかったです。たしかに調べてみると花粉はタンパク質のようです。

花粉を分解して水や二酸化炭素になるそうです、水に分解されると言われると、壁に塗ったら花粉を水に分解して壁がびちょびちょになるんじゃないかと思いますが、花粉自体が小さいので生み出す水も人には分からないでしょう

そんな優秀なハイドロ銀チタンを用いて、「花粉を水に変えるマスク」なるものもあるようです

こちらの商品はマスクのフィルター効果で花粉を食い止めるのだけではなく、同じくハイドロ銀チタンを用いてそもそも花粉を分解してしまおうというコンセプトのマスクの様です

たしかにマスクで花粉を塞いでも、呼吸していればフィルターを縫っていつか花粉は入ってきますよね

マスクの段階で花粉を分解してしまえばマスクしている効果も高いということです、でも花粉を水に変えるマスクというネーミングだと、なんだかマスクを使っていてだんだんビショビショにになっていきそうな気がしますよね、そうはならないんですが

さて、色々な商品で使われているハイドロ銀チタンを使った「ハイドロフレッシュ」、壁に塗布することで一体どういったメリットがあるのか調べてみましたが、公式プレスリリースには書いていなかったので個人的に考えてみます

花粉が衣服などに付着したまま家に帰宅すると、もちろん家の中に花粉が飛散します

その飛散した花粉は空気の流れ等で壁に付着します

壁に花粉が付着するのはいいのですが、再度空調等で舞い上がった際に吸い込んでしまい、花粉症の原因となるので、付着した花粉を分解することで吸い込むことを防いでくれるメリットがあるのだと考えました

しかも壁に塗るだけで10年という持続性、人生80年と考え8回セット分購入しとけば家では花粉の心配をしなくていいのかもしれません

そもそも花粉を生み出す木を何とかした方が良い気もしますが

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